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Sumireno diary


菫埜Sumirenoから愛すべき宝物をご紹介します
by sumireno-hiromi
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12.23 wed mitsukoつれづれに・・「和風モダンなお正月」

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とても寒くなってきて冬らしくなりました。

12月生まれのせいか、若い頃は冬のこういう寒さが来ると

なんとなく気が引きしまって好きでした。

高村光太郎の、

「冬が来た、きっぱりと冬が来た

やつでの白い花も消え、いちょうの木もほうきになった」

という詩を初めて読んだ時、潔い歯切れのよい言葉に

力がわいてきたような思いがしました。

この頃では暖冬に慣れてしまったせいか、

それとも年のせいなのか、寒いより暖かいほうがいいね

と思うようになっている自分が情けない感じです。



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冬の初めのフェアの時には、窯出しの終わったばかりの自作の陶器に

庭の花を切ってきて行けることができて、花室まで上がってきてくださった

お客様がそれを見て、やさしく嬉しい言葉をかけてくださったりして

とても勇気をいただきました。

ここ菫埜に来て、7年も過ぎて、ようやく自分がここでやりたいと思ったことが

できつつあるような気がして、自分でも少し満たされたような思いで

花室にいられたことがお客さまにも伝えられたのかなあと思います。

あれからじきに、主人が窯炊きでお世話になっているKさんの山に

連れて行ってもらい2人でたくさん蔓をとってきてくれました。

これが、私の誕生日のプレゼントだということでしたが・・。

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この蔓を編むことも、ここへ住みたいと思った時、庭でのびのびと思いっきり

材料を広げて、大きなかごを編んでいる自分の姿を想像していましたが

ようやくそれが実現しました。

主人がアシストしてくれたので、思いっきり大きなクレージーのかごや

ふんだんに蔓を使った花入れや、かわいいざるがたくさんできて大満足。

早速お正月花を飾ってみました。

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クリスマスが終わればすぐにお正月花です。

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花室はお正月花の展示即売会場に早変わりです。

主人の松や木瓜や千両や金のしだれ柳などの

お正月用花材の仕入れも済み、

いつものお客さまの注文も入っています。

あとはデザインするばかり。

毎年早々と注文をくださるお客さまに

今年はどんな花を使おうか、喜びの笑顔を

思い浮かべながら準備をしています。

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松のお飾りも、小品もお客さまのことを考えて

日持ちのする花とか、お正月らしい格調の高いものとか

モダンなお正月花をとかいろいろ考えます。

実際、楽しくできるのは考えている時だけで、すべて生花の事。

時が来れば、短時間に一気にこれをやらなければならないので必死です。

今年も和風モダンなお正月花を素敵に生けてお客様をお迎えしたいと思います。
by sumireno-hiromi | 2009-12-23 11:06

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