Sumireno diary


菫埜Sumirenoから愛すべき宝物をご紹介します
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6.18 sat mitsukoつれづれに「ハンスコパー展によせて」

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先日、ようやく「ハンスコパー展」に

行ってくることができました。

何年か前のお正月、博美が誘ってくれて

主人と3人で「ルーシーリー展」に行って以来

ルーシーリーと深い関わりのあったハンスコパー

には興味がありました。

昨年、新しくできた静岡市美術館で「ハンスコパー展」

が開催されると聞いて、とても楽しみに待っていました。

普段、3人ででかけることなど滅多にありませんが

何となく3人ともまた一緒に行きたいという思いがあって

時間の合う日にと思っているうちに、こんなに遅くなって

しまいましたが、実現できて本当にうれしかった。

私は、ハンスコパーのことはルーシーリーと同じユダヤ人で

ルーシーリーの工場で一緒に陶のボタンを作ったり、コパーが

成形したカップやお皿などにルーシーが色をつけて2人の

イニシャルモノグラムを押したテーブルウエアーを作ったり

したというルーシーのパートナーだったぐらいのことしか

知りませんでしたが、今回このたくさんの作品を見て

驚きました。

菫埜でも似たような古い陶のボタンを売りましたが、

会場にも並んでいました。

まず、フォルムの独創的なこと、美しさと完成度の高さに

圧倒されました。

別々に轆轤でひいたパーツを2種類も3種類も接合して

作るというフォルムがどうしてこうもきちっとつなぎ合わせ

られるのか不思議で今まで陶芸作品でこのようなものを

みたことがありませんでしたが、高い轆轤の技術があるから

こその技です。

この緻密さは女性的だともおもったりするけど、作品を観て行く

うちに男性だからこそ、ハンスコパーだからこそできるんだと

つくづく思い知らされます。

会場を仕切るように大きないくつもの円盤形の穴のあいた陶器の

はめ込まれた壁「ウォールディスク」が現れます。

まさに、ほかの陶芸展では観ることのないものです。

コパーの「建築時代」といわれている時期に作られたタイルや

レンガ、コベントリー大聖堂の高さが2mもの燭台などを観れば

男性のコパーならではの仕事だという気がします。

展示の最後の方にはお互い影響し合ったパートナーだった

ルーシーリーの作品も並べられていました。

やはり女性のルーシーリーの作品という気がします。

以前ルーシーリー展を観た時は感動して本やポスターを

買い求めて帰り、すぐに陶芸小屋へ行ってそれを壁に貼り

なんとかああいうセンスのいいお洒落で素敵な作品を

作りたいものだとすぐに土をいじりたくなりました。

でも、今回のハンスコパー展はその時とは全く違った

感動で、買い求めた本を読んだり、作品の写真を何度も

繰り返し見ています。

何度見てもどうしてこんな形ができるのか不思議で

新鮮な驚きを感じます。

それにしても、ルーシーリーもハンスコパーも

二人ともユダヤ人で大変な中を生き抜いて、後世の

人々にこんなにも素晴らしい作品を残していて。。。

中学1年の時、父が買ってくれた「アンネの日記」を

読んで、恐ろしさと切なさと苦しさで本当に胸が痛く

なって泣いてしまったことを思い出します。

本当に大切なたくさんの命が失われてしまいました。

今また同じように胸が痛くていろんなことを考えて

しまいます。

しばらくは、陶芸をやりたいという気持ちはわいて

きません。

本を繰り返し観て過ごすことでしょう。
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by sumireno-hiromi | 2011-06-18 09:27

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